花粉の季節がやってきました。辛いですよね。授乳中だからって何でも薬諦めてませんか?
育児だけでも辛いのに、体調不良も重なったら耐えきれません。授乳中だって飲める薬ちゃんとあります。お医者さんと薬剤師さん公認なので安心です。
アレグラ
花粉症の薬で有名な「アレグラ」があります。市販薬は「アレグラFX」、処方薬だと「アレグラ錠60mg」があります。主成分は、”フェキソフェナジン塩酸塩”です。市販薬と処方薬違いはあるの?
アレグラのHPによると、
つまり概観以外は全く同じですよね。成分が同じなのに、効能、効果が違うって、意味がわからないですが、販売、使用目的が違うだけで、同一物と個人的には判断します。「アレグラFX」は医療用と成分、成分量、添加物、錠剤の大きさ、剤型、いずれも同じ※ですが、区別できるよう錠剤表面の刻印が異なります。また、医療用とは効能・効果の範囲、服用できる年齢の範囲(用法・用量)が異なります。
アレグラFX HPより
授乳中に飲んでも大丈夫?
アレグラFXのページにも、処方薬の注意事項にも、実は「授乳中の方は避けて下さい。」と記載があります。
しかし、医師の方、薬剤師さんによると「問題ありません。」って回答でした。ええええええ?どっちなの~?って感じですよね。
というのも、「国立成育医療研究センター」で「授乳中に安全に使用できると思われる薬」として認定されているという事でした。
これは、国内外の様々な最新の医学的研究報告に基づいて作られたリストだそうです。
国の機関ですから、信頼性はありそうですね。製薬会社は無用なリスクを負わないという事でしょうね。
しかし、この表現気になりますよね?「授乳中に安全に使用できると思われる薬」。「思われる薬」という微妙な表現。
でも、これは仕方ないんです。完全に安全を確立する=人体実験。という事は、その薬の成分を飲んだママが授乳して育てた子が、将来問題なく成長した事を証明しなければならい。証明って事はある程度の数の実験を積まなければならないし。全ての薬でそれをやるのか!?
という事で、100%安全が確立される日は恐らく永遠にきません。なので、現段階では専門の機関の人々が切磋琢磨して調べた結果を信じるしかない。という事になります。
最終的には、信じるか信じないかはあなた次第。という事です。
授乳中に使用してよい目薬は?
処方薬 パタノール
花粉症でよく出されるのは、パタノール点眼0.1です。ただし、これも授乳中には使用しないでください。の注意事項の記載があります。すべては訴訟を免れる為かと思いますが、ほとんどの薬に授乳中不可の記載があって授乳中ママは心配が増えますよね。しかし、処方した医師によると、目薬の母乳への移行はほんのわずかだから問題ない。との見解です。
母乳とくすりハンドブック
大分県産婦人科会が出した「母乳とくすりハンドブック」でも、パタノールの授乳との点眼併用は問題ないとあります。このハンドブックの制作の経緯として、以下の事の記載がありました。
日本の医薬品の添付文書には、母乳中へ移行した事実のみを重点に「服用中は授乳を回避させること」「服用中 は授乳を中止させること」と記載していることが多く、授乳を希望するお母さんの混乱を招いている。
母乳とくすりのハンドブックより
本当にその通りだと思います。世論としては母乳育児を推進してくるくせに、母乳育児ママを助けてくれる環境は整っていない感じがしますよね。
薬問題もしかり、ノンアルコールワインにおいしいのは開発されてないし、駅に授乳室ないし。あ、でも最近主要コーヒーショップで、デカフェのコーヒー販売増えましたよね。って関係ないか。
市販薬
パタノールの市販薬は現在ありません。病院で処方してもらう必要があります。
何処で買うか 薬局?病院?耳鼻科?内科? 値段は?
この時期、耳鼻科になんて行こうにゃあ、花粉症患者で溢れかえり激混みです。小さい子を持つ母としては待ち時間が長すぎます。そんな時は近所の内科に確認しましょう。大抵の内科は花粉薬を処方してくれます。今年の花粉のシーズンを乗り切る為だけであれば、空いている内科へGOです。
最初にも書きましたが、アレグラだったら薬局で購入できます。それもありです。しかし、値段はどうでしょうか。
アレグラだけの購入でも市販薬の方が高くなります。なので、病院でもらったほうが実際はお得です。
まとめ
授乳中でも使える花粉症の薬あります!そして、混雑を避けるなら近くの空いてる内科への受診がおすすめ。
花粉症だけではありません。市販薬のほとんどには「授乳中服用禁止」の文字がありますので、お薬選びに迷ったらまずは病院を受診すると、服用できる薬教えてくれますよ。
あとは、「国立成育医療研究センター」の「授乳中に安全に使用できると思われる薬」このページを参考して、大変な授乳期を上手に乗り切りましょう!