実は、先日下の子は9ヵ月になる日を病院のベッドで過ごす事になりました。入院6日前より発熱し、RSウィルスからの肺炎になりました。その過程と症状、この経験から今後に生かしたい事など書きたいと思います。

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RSウィルスとは

呼吸器の感染症であり、主な症状は発熱、鼻汁などの風邪症状が数日続きます。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスの初感染を受けるとされます。年長児以上が感染しても鼻風邪程度で終わる事もよくあります。ただ、乳幼児が感染した場合、重症化する場合もあります。RSウイルス感染症は、乳幼児の肺炎の原因の約50%、細気管支炎の50~90%を占めるとの報告があります。

 

※国立感染症研究所 ホームページ:IDWR2013年第36号<注目すべき感染症>RSウイルス感染症参照

入院までの経緯

長男3日前からひどい咳と鼻水症状がありました。しかし、もうすぐ4歳児なので、それ以上は悪化しませんでした。

以下が、8カ月の下の子の病状の変化と入院までの経過です。

月曜日 咳と痰が絡み、夜寝てる時苦しそう
火曜日 午前 咳と痰の薬をもらいに病院を受診
1日目 火曜日 午後16時頃 40度の発熱の為の解熱剤をもらいに再受診
2-3日目 水~木曜日 40度の熱が続き解熱剤でしのぐ
4日目 金曜日 午前 40度の熱が引かない。母乳、食べた物も吐き、呼吸も浅く苦しそうなので不安になり再受診。RSウィルスと判明。呼吸状態は悪くない。RSウィルスに抗生剤は効かないので、解熱剤と痰切りの薬etcで様子見。今日中か、明日頃には熱も引くでしょうとの事。火曜日に呼吸状態を見せて下さいと火曜日の予約を入れる。
5日目 土曜日 午前~15時頃 38度
土曜日 夕方 再び40度

★ちょっと熱が長すぎないか!?と不安になるものの、朝~昼の熱が下がってきてるので回復傾向にあるだろうと考えた。

6日目 日曜日 午前~15時頃 37.5度 ★もう大丈夫か!?
日曜日 夕方 再び39.6度

1日中ぐったりしていて母乳の飲みが悪い。数回母乳吐く。呼吸も苦しそう。

★熱が長すぎて不安になるものの、日曜日なので受診を諦める。月曜日に熱があれば受診しようと決める。

7日目 月曜日 朝~夕方 37.5-37.7。微熱だが、ぐったりして1日中寝てる。母乳の飲みもが悪い。呼吸も浅い。

★しかし、熱も終わりかけかと安堵する。

月曜日 18時頃 39.5度に急上昇。母乳も拒否。呼吸も浅い。
小児科に駆け込む。

サチュレーション 87、顔色も悪いので大きな病院を紹介され向かう。

19時頃 脱水症状が進んでいる事、肺炎判定にて即入院

 

肺炎だったので、入院は完治まで6日かかりました。母も泊まり込みの完全付添です。
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入院中の処置

1日3回の抗菌薬の点滴を5日間。そして、呼吸を楽にする薬を吸入器で1日3回。また、必要に応じて淡、鼻水を吸引します。淡切りの薬と呼吸を楽にする薬を飲む。というものでした。初めの方は、呼吸が苦しい為、酸素マスクも装着です。

注意すべきだった症状

もう少し早く病院に連れて行けば肺炎にならずにすんだのかな。と点滴に繋がれた我が子を見て後悔ばかりです。

その時の主な気になる症状は5つ。

*5日以上続く熱
*ぐったりしている。常に寝てる
*母乳を吐く。母乳の量が減る
*ご飯を嫌がる。食べても吐いてしまう。
*呼吸が浅く、ひゅーひゅーしてる

5日以上続く熱

通常風邪であれば、3-4日。長くても5日位で熱はひくそうです。5日以上続く様であれば、何か悪化を疑うべし。

ぐったりしている。常に寝ている。

熱があるから、熱が続いてるから、体力を消耗して、ぐったりしてても仕方ないと思っていました。でも、これは大事なSOSのサインでした。

母乳を吐いてしまう。母乳の量が減る。ご飯を嫌がる。

痰が絡んで咳が激しく、母乳を飲んでも吐いてしまいます。吐く頻度が高くなってくると脱水症状の恐れがあります。

呼吸が浅く、ひゅーひゅーしてる

SPO2 サチュレーション96以上が望ましいらしいです。それ以下だと低酸素状態。我が子は、呼吸が浅くひゅーひゅー言ってました。クリニックで測ると87なので明らかに酸素が十分に取り込めていない状態になっていました。

反省点と改善点

日曜日の時点で、おかしいな。心配だな~と思いながらも、受診に至らなかった理由は、

*日曜日でクリニックがやっていない。緊急対応になるので、何となく気がひける感。
*上の子で40度の発熱には多少の慣れと大丈夫だろうという過信があった。
*金曜日の時点で問題なしと判断された為、火曜日の予約まで待った方がいいかな~という気持

反省点と改善点

*1ー2歳児と乳児とは違う。幼く免疫がない子ほど、重症化の恐れがある事をしっかり認識する。

 

*土日祝日で近所のクリニックがお休みだからという理由で、受診を躊躇しない。救急対応できる病院を探す。

 

*小児救急でんわ相談を利用する。

小児救急でんわ相談とは

休日や夜間で近所の病院がお休みの時、子供の病状が悪化。救急を受診すべきか迷った場合、#8000に電話すると、小児科医、看護師さんに相談する事が出来ます。

まとめ

病院行った方がいいかな。どうしよう。と迷う時って多々ありますよね。2人目にしてまだまだ迷います。でも、迷ってないで病院を受診すべきです。ネットで検索してたって、病状は良くなりません。そして、安心を得る所か不安になるばかりです。

病院に行って、「大丈夫ですよ。大したありません。」って言われるまで安心する事なんて出来ないんです。

小児救急でんわ相談を上手に利用するのも手ですね。 また、「こんな軽い症状で受診して、バカ親だな。」って思われたって全然いいじゃないですか。かわいい我が子を守れるのは、ママだけです!

入院した病院の担当の女医さんも、我が子もRSウィルスの時は入院させました。って言ってました。乳幼児にとっては怖い病気である事を認識し、十分気を付けてください。

 

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