最近も無痛分娩で事故が起きたというニュースを見ました。
私が出産した6月頃も無痛分娩での事故のニュースが相次ぎ、両親からも本当に無痛分娩で出産するの?なんて心配されてたりました。
無痛分娩自体は危険なものではありません。しかし、施行する施設の設備や人員、体勢がきちんと整っていない場合、当然そのリスクはあがると考えられます。私が無痛分娩をするに辺り、こだわった3つのポイントをご紹介します。
目次
計画無痛分娩ではなく、自然陣痛を待つ無痛分娩であること
現在の日本の無痛分娩の多くは計画無痛分娩であると言われています。
計画無痛分娩とは、自然陣痛を来るのを待たずに、事前に出産予定日を決め子宮収縮剤を利用して陣痛を誘発させ出産します。
自然陣痛を待つ無痛分娩とは、通常のお産と同様に自然に陣痛が来るのを待つ事ができます。
計画無痛分娩のメリット・デメリット
- 出産の日が事前に決まる
旦那さんの仕事の都合も調節でき立ち会える可能性が高くなります。また、うえの子がいる場合は、預かる側からしても事前に日付を決められるのは大変助かりますよね。
- 平日の昼間限定
麻酔医の問題から、日本の無痛分娩は計画分娩で行っている病院が多く、基本的には平日の昼間限定での対応となります。ですので、万が一計画分娩日より前に陣痛がおこり、それが休日や夜間だった場合、無痛分娩をする事はできなくなります。
- 医療介入が多くなる
自然陣痛を待たずにお産を進める事になりますので、子宮口を柔らかくなる処置をしたり、陣痛促進剤の使用が一般的となります。
- 陣痛誘発剤を利用してもお産が進まない場合があり、その場合出産に数日かかる場合もある
1件目の病院で私はこのリスクを説明されました。計画分娩とは赤ちゃんの産まれる準備が整っていないのに無理やり出産するという事なんだと非常に違和感を覚えました。
- 帝王切開になる可能性
計画無痛分娩だから帝王切開の確立が上がる。と証明されてるわけではないのですが、陣痛誘発剤を利用してもお産は進まず、麻酔もストップし激痛に耐えた挙句、最終的には帝王切開になってしまった。という友人がいます。
自然陣痛を待つ無痛分娩のメリット・デメリット
- 赤ちゃんの産まれてきたいタイミングを待つ事ができる
これが私が一番大切にしたかった事です。陣痛がおきるのは、母子ともに出産の準備が整った証です。自然陣痛が来る前に出産することは避けたいと考えていました。
- 経産婦の場合、麻酔が間に合わない場合がある
一般的に経産婦の場合、お産の進みが早いと言われます。自然陣痛を待ち病院に向かった場合、麻酔準備に時間がかかる為、間に合わないで出産に至るケースがあると言われました。ただ、これは早めに病院に向かうという事で解消されると思います。
- 陣痛の途中で無痛に切り替える事もできる
自然無痛分娩を行える病院は、24時間365日麻酔処置に対応できる準備をしているはずです。従って私の病院でもそうでしたが、無痛分娩を予定してなかった妊婦さんでも陣痛の途中で無痛に切り替える事も可能です。
24時間365日無痛分娩に対応してくれる病院
自然陣痛を待つ無痛分娩を行っている病院は、24時間365日いつ陣痛がおきても対応できます。という病院であるはずです。ただし、病院によって休日、夜間である場合はできません。などという条件付きである場合もありますので確認が必要です。
バースプランを尊重してくれる病院
私は無痛分娩を選んだ理由として、吸引分娩ではなく自分の力で出産をしたい。という希望がありました。詳しくはこちらの記事で↓
ただ、一般的には無痛分娩の場合、いきむ感覚がわかりにくくなる為、吸引分娩になる確率というのは自然分娩に比べて約1.42倍上がると言われています。
私は助産師さんに
- 吸引分娩はなるべくせず、自分の力で出産したい
- 麻酔はあくまでも痛みを軽減するだけでよく、いきむ感覚をわからなくなるまで麻酔をしてほしくない。
という希望をあらかじめ伝えておきました。
出産当日分娩室に入ると、さっそく助産師さんが私の希望のお産の再確認をしてくれました。そして、いきみやすい様に麻酔を調節してくれました。
まとめ
無痛分娩で事故が起きている事は事実です。自分の身を守り、希望のお産をする為には、慎重に出産する病院を見極める事が必要です。そして、不安に思う事、わからない事があれば自分が納得するまで徹底的に質問し、確認する事が大切だと思います。