こんにちは。0歳と3歳の2人を子育て中で、育児休暇中のワーママ ちーぼーです。
6月に無痛分娩で元気な女の子を出産しました。
無痛分娩に関しては事故のニュースも多く不安になりますよね。
これから出産される方、無痛分娩に興味がある方で、「無痛分娩って本当に痛くないの?」「無痛分娩ってどんな感じなの?」などたくさん不安があると思います。
私の体験レポートでイメージを持ってもらい、これから出産される方の一つの選択肢にしてもらえたらうれしいです。
目次
無痛分娩とは
無痛分娩とは、麻酔によって痛みを緩和して出産する方法です。
無痛分娩には、主に「硬膜外麻酔」と「点滴麻酔」の2種類の方法がありますが、下半身だけの痛みをとり、赤ちゃんへの影響がほとんどないとされる「硬膜外麻酔」が一般的です。
意識ははっきりしてますし、普通分娩と同じように基本的には自分の力でいきんで出産します。
無痛分娩って本当に痛くないの?無痛分娩と和痛分娩の違いは?
無痛分娩と言っても完全に痛みがなくなるわけではありません。
麻酔の量によってある程度は調節することができますが、病院の方針などもあると思うので確認が必要です。
また、和痛分娩としている病院もありますが、無痛分娩も和痛分娩も麻酔により痛みを緩和して出産する方法であり、違いはありません。無痛分娩=和痛分娩です。
私は痛みはある程度感じて出産したい。と、あえて助産師さんにお願いしていました。その理由はこのあと詳しく説明しますが、吸引分娩が嫌だったからです。無痛分娩にすると陣痛が弱まり吸引分娩になる確率が高いというのはデメリットの一つ。吸引分娩を避ける為に、痛みのコントロールをお願いしました。
私の場合、子宮口5センチ頃は笑って話ができました。子宮口全開の陣痛マックスになった時は、いててて・・・・と顔をしかめる程には痛かったです。でも、普通分娩での痛みに比べたら完全に我慢できる程度の痛みでした。
私が無痛分娩を選んだ理由
私は1人目を普通分娩で出産しました。陣痛開始から出産まで約8時間。初産で8時間というと安産だね。と言われますが、
安産なもんですか!
痛みにひたすら耐え続け、いざ「いきんでください!」と言われても、力尽き上手にいきむ事なんて全然できない。おまけに陣痛の痛みにパニック状態。助産師さんの指示なんて全く耳に入ってこない。
結果、「赤ちゃんが苦しくなっちゃうので、吸引分娩しますね。」と。。。。すごくショックでした。
自分の力で産む事ができなかった。
ずーっとそれが心にひっかかっていました。
2人目を妊娠した時、今度こそ自分の力で出産したい!満足のいくお産がしたいという気持ちが強く湧いてきました。
そこで、近所の産院を探しだすと私にぴったりな産院を見つけました。
その病院は、
今度は絶対自分の力で産みたい!という事で無痛分娩を選択しました。
ただし、私は無痛分娩と言っても、計画無痛分娩ではなく、自然無痛分娩を行ってなってくれる病院にこだわりました。この部分はまた別記事で紹介したいと思います。
無痛分娩 体験レポート
産院到着から所要時間約2時間の超スピード出産
16:00 頃 陣痛開始
いつもとは違う痛みを感じる。もしかして陣痛始まったかも。
19:00頃 たまに顔をゆがめる様な痛みが襲い、上の子の世話をするのが厳しくなってきたので母親にヘルプ要請。
この時、陣痛は10~15分間隔。
22:00頃 病院到着
陣痛が5分おきになってから産院に到着。
本当は、経産婦さんは陣痛が15~20分おきで連絡する様指示されます。さらに、無痛分娩希望者は、麻酔の準備があるのさらに早く連絡をください。と言われてました。でも、何だか陣痛が弱くて、前駆陣痛かも?なんて思って我慢してたら、5分おきになってしまってました(笑)
経産婦さん決して真似しないように!
病院に着くと、
分娩室移動
分娩室へ移動。無痛分娩をする時は、陣痛室で待つのではなく、麻酔の準備をするため初めから分娩室でした。
分娩室の無機質ないや~な感じが「さあ、始まるのか。」と緊張をそそりました。
陣痛の痛みに耐えながら、15分位経過すると、
という事で、麻酔準備。
22:15頃 硬膜外麻酔準備
「硬膜外麻酔」で、背中に針を入れる時、横向きになり、膝を抱えて腰を突き出す体勢を指示されます。
しかし、お腹が大きくてその体勢を取るのが非常に難しい。そして、私もともと体が異常に固い為、上手く指示された体勢を取る事ができませんでした。
そして、針がなかなか入らない!!
なんて、先生も言いながら、何度も針をさされました。またに変な鈍痛もきて、、いや~な感じ。
無痛分娩ってこの痛みに耐えないと無痛分娩はできないのか。結構いやかも。。。お産ってやっぱりつらいのね。。。と思いながら、ひーひー汗を流しながら膝をかかえて丸まってひたすら耐えてました。
やっと管の準備が整い、「じゃあテストしてみますね。」と少しだけ麻酔を注入。
「しびれる感じはある?しびれたりしてたら駄目だからね。ちゃんと言ってね。」
問題なくテストにパスし、準備完了。
22:30 頃 陣痛促進剤と麻酔の投与開始
今度は何やら点滴の準備。
陣痛促進剤ってすっごい陣痛が痛くなるって聞いてたので、嫌なイメージがありました。
麻酔の投与を始めて間もなく痛みが楽になってきました。
陣痛を感じつつも初めの頃は笑いながら母親と話をしてました。
旦那仕事で立会できず、母の立会でした(笑)
母なんて「眠っちゃったらごめんね~」なんていう程、気楽な雰囲気。
そうか。赤ちゃんは頑張ってるんだ!しっかりしなきゃ。と気持ちを引き締めなおす。
23:30頃 子宮口全開
痛みはというと、波が来ると母の手を力強く握りたくなる程の痛み。麻酔なし陣痛に比べたらへでもありませんでした。全然我慢できる。至って冷静。私行ける!
1人目の時とは大違い。助産師さんの指示に従って冷静できている。大丈夫。私きちんと産める。もうすぐ会えるからね!!
24:05 出産
5回位いきんだ所で無事出産。
大変なのはここからだった。産後処置と子宮収縮との戦い。
感動のご対面もつかの間、あのいや~な会陰縫合が始まります。
1人目出産の時、やーっと出産が終わったっていうのに、会陰縫合の痛みに、もうこれ以上やめてくれ~!と心の中で叫んでいました。
でも、今回は麻酔が効いてるから会陰縫合全然へっちゃらでした。無痛分娩で本当によかった。
しかーし、大変なのはこっからでした。
麻酔はどんどん切れていき、陣痛促進剤の投与は続く。
えええ?そーなの??
分娩室に1人放置され、、、ひたすらそこで今度は子宮収縮だか陣痛だかの痛みに耐える。
「いたーーい。」放置された分娩室でぼやく。
さっきまでの麻酔が効いてた陣痛の痛みより全然痛いんですけど(涙)
耐える事約1時間以上。
病室にやっと移る事になりました。
徐々に痛みが和らぐものの、まだまだ痛い。
やっとここで痛みどめのカロナールをもらえました。
無痛分娩のよかった点、悪かった点
<よかった点>
- 痛みをコントロールする事で、しっかりと腹式呼吸ができ赤ちゃんを無事出産する事ができた。
- 冷静に助産師さんの指示を聞く事ができ、その結果満足のいくお産ができた。
- 1人目の時の様な、耐えがたい背中をかち割られる様な、発狂するような痛みはなかった。
- 会陰縫合が全く痛くなかった。
<悪かった点>
- 硬膜外麻酔の準備が痛く苦しい。でも、約15~20分程度の我慢。
- 産後の子宮収縮剤が痛い。
最終的に無痛分娩はおすすめしたい
もし、もう一人産むとしたら無痛分娩を選ぶか。と聞かれたら私は迷わず無痛分娩を選びます。
無痛分娩をする事で、私は満足のいくお産。自分の力でいきんで出産する事ができました。
また、産後の回復が早い。というのもそうだと思います。今回私は陣痛促進剤を用いての2時間という超スピード出産でしたが、疲労感が全く違いました。
そして何より、一番辛い最後の陣痛の痛みの度合いが違いすぎます。子宮口7センチ~全開の時の陣痛最高潮の痛み。あれは一度知ってしまうと、正直恐怖でもあります。その時期の痛みを緩和してくれるというのは、経産婦にとって何より安心感につながります。
私は普通分娩、無痛分娩両方体験してみて感じた事は、楽なお産なんてないんだ。という事です。そして、どちらも命がけで出産する事に違いはありません。
どちらを選ぶにしろ、自分が満足いくお産ができる事が一番だと思います。
ただし、自分の希望するお産をする為にはまず病院選びが重要です。私が病院選びでこだわったポイントは次回の記事で。