我が家は3歳児クラスの年少さんから保育園から認定こども園へ転園しました。1年間通ってみて感じた、2号認定、働くママ目線での認定こども園のデメリット、メリット、保育園との違いなどを書いていこうと思います。

ただ、あくまでも我が家が通う認定こども園での話です。そして、愚痴など好き勝手な事が含まれていて、長いので興味のある人だけどうぞ(笑)

スポンサーリンク

認定こども園と保育園の違い

認定こども園と保育園の違いをリストします。

教育時間があるかないか

認定こども園は1日のうち「教育時間を4時間設けましょう」という国から決められた規定があります。保育園には特にそういった規定はありません。各園の裁量で何をやるかを決めます。

1号認定(幼稚園)と2号認定(保育園)が共存する

幼稚園からこども園へ移行した施設であれば、1号認定(幼稚園)の子供達が多いと思います。新規でこども園として設立した施設であれば、2号認定(保育園)の子供が多くなるのではないでしょうか。我が家は後者です。

園の規模

認定こども園は保育園と比べると比較的規模が大きい施設が多い。現状は、幼稚園からこども園に移行する。といったタイプの施設が多いと思います。幼稚園の方が保育園より規模が大きい事が多いですよね。

先生の資格が異なる

認定こども園の場合、先生の資格は幼稚園教諭+保育士資格が基本になります。(園のタイプにより条件が違いますが)保育園の場合は、保育士資格のみですね。

保育料以外に徴収される金額がある

保育園は基本は保育料で全てをまかなってくれます。ですが、認可こども園に関しては、国が「上乗せ徴収」というものを容認しています。入園の段階で保護者に説明と同意がとれれば、「上乗せ徴収」をしてもよい事になっています。徴収の名目は園によってさまざまだと思います。我が子が通う園では、「施設使用料、冷暖房費、行事費、教育費」という名目です。

働くママ目線での認定こども園に通うデメリット

保育園

保育園から転園して実際1年間認定こども園に通ってみて感じたデメリットです。保育園だったらこんな事はなかったのにな~という不満な部分です。

1号認定の子の帰る時間が早いので、羨ましがる

認定こども園なので、1号認定いわゆる幼稚園的な生活を送る子供達と一緒に生活をします。我が園の1号認定の子は、退園時間が14時です。2号認定(保育園児)の子供達はそこからが長い。

今日は14時にお迎えに来て~!僕だってもっと早く帰りたいよ~

と言われるようになりました。保育園に通っていればそんな事は言われる事はなかったよな~。

夏休み、春休みなどの存在を知る

1号認定の子は、夏休みがあります。小学生になればいづれは夏休みの存在を知る事になります。でも、3歳の時点で夏休みの存在を知って寂しい思いをさせたくなかったなと思いました。

夏休みって何?何でぼくには夏休みがないの?

ってな事になりました。夏休みの存在を知った事で、夏休みにママとずっと一緒に過ごすお友達がいる。でも自分はできない。保育園に通い続けていれば、そんな寂しさを感じる必要はなかったと思いました。

また、休日に運動会などのイベントがあれば、平日が代休になります。園の事情で多々午前保育があります。そんな時も、自分も休みたい!という様になりました(涙)

園の規模が大きい→見守りが薄い

保育園に比べ、定員、規模が大きい所がほとんどではないでしょうか。

初めは、たくさんのお友達にもまれてたくましく成長してほしい。と思いました。しかし、現実は子供達の人数の多さに、先生の手薄さが目に付きます。もちろん国の規定内ですが。

教員配置

教員配置基準は保育園、こども園の2号認定に関しては同じになっています。

<保育園の場合>
3歳児 子供20名に対し、先生1名
4、5歳児 30対1

<幼稚園の場合> 35対1

保育園の定員と幼稚園、こども園の定員の現実

首都圏内の認可保育園であれば、定員は多くても90~100名といった所。そうなると、3~5歳児クラスの人数は、18名~多くても25名程度になります。4、5歳児の国の規定の30対1となる保育園はさほど多くありません。

しかし、規模の大きいこども園となると、30対1という状況がありえます。我が子が通う園がまさに国の決める基準のギリギリで運営をしています。

子供が多い→先生配置薄い事でのエピソード

3歳児クラス(年少さん)であれば、おしりを自分でふけない子もたくさんいます。我が子もその一人です。お迎えに行った日、すぐに駆け寄ってきて「おしりが気持ち悪いの。」と言いました。うんちをパンツの中でしてしまったのです。大きなものは自分でトイレに捨てたけど、パンツにうんちがびっちり付いてました。

 

母「先生に言わなかったの?」
息子「先生大きな声で呼んだけど、来てくれなかった。先生忙しそうだから言えなかった。」

 

涙が出そうになりました。他のお友達のお母さんに聞いても、他の子もパンツにうんちつけて帰ってくると言ってました。人数が多すぎてそこまでケアできないのです。保育園だったら、こんな事なかったのに。と感じた出来ごとの一つです。

園の規模について思う事

幼稚園であれば、10時~14時の4時間という短い時間だけ生活するので、まだ許容範囲なのかもしれません。しかし、保育園組は、朝8時~18時頃までの約10時間という長い時間生活をします。

教育の充実も大事ですが、子供にとって心おだやかに生活できる場所である事が一番重要だったのでは。と考える様になりました。心ゆるした先生達に見守られ、第2の家族の様に一緒に成長するお友達がいればよかったのかなと。

散歩がほとんどない

認定こども園には教育時間を設ける必要があります。ただ、そうなってくると、教育時間にやるカリキュラムがあって、自由に散歩に行けないようです。

また、規模が大きいに付随してるのですが、子供の人数が多いと気軽に散歩にも行けません。先生達が大変というのもありますが、そんな大人数が散歩に行ってこれる目的地、公園などがさほどないのです。

これはあくまでも、うちが通う園の事なので、他の園は違うかもしれませんね。

保育料以外に徴収される金額がある

保育料は、保育園でも認定こども園でも基本は同じです。市や区が収入によって定めた額を納めます。ただし、認定こども園は、プラスアルファ毎月お金がかかってくる事がほとんどです。うちが通う園の場合、教材費、施設使用料、冷暖房費、行事費です。保育料の他に毎月7,000円多く払います。

認定保育園であれば、施設費、冷暖房費は普通は保育料に含まれています。4,5歳になるとワークブックなど利用する保育園も出て来るかと思いますが、数百円の話です。行事費も保育園は取る所は稀ではないでしょうか。

現在通うこども園では、行事費500円というものがありますが、何処に毎月500円のお金を投資じてるのか全くの不明です。お誕生日会で園特製のハンカチやコップを配ります。が、正直不要です。

2019年10月の幼児教育無償化が始まったら?

2019年10月より幼児教育無償化が始まり、保育料が無料になります。しかし、この教材費、施設使用料などの追加の7,000円部分はもちろん無料にはなりません。さらに、給食費が上乗せされます。となると、無償化といえど恐らく、毎月15,000円のお金はかかってきます。

制服代、備品などのお金がかかる

入園する際、制服、バック、体操服など15万ほどかかりました。幼稚園入園だとそのくらい必要だという話は聞きますが、保育園では制服などない所がほとんどです。

その制服必要ですか!?問題

この問題の話をしだしたら、1トピック立てた方がいいと思うのですが、、。最近ひしひし思うのですが、その高額な制服は本当に必要なのでしょうか?全くの無用な産物に思えてなりません。自転車で5分の所にある園に通います。そのたった5分の為に制服に着替え、園に付いたら早々に体操服に着替えます。

 

着替えの練習であれば、保育園児はパジャマで十分。幼稚園児の事を考えると、体操服をポロシャツにするとか?団体感、統一性を出したいのであれば、体操服でいいのでは?
中高生になったら、正装の一つ位は持ってたほうがいいのかな。と思いますが、幼児に必要ですか?!

 

また、我が子が通う園では、制服が故に夕方の外遊びが制限されています。

 

保育園の時は、特に夏などすずしくなってくる夕方に園庭遊びをしてる事が多々ありました。認定こども園に転園してからは皆無です。理由を聞くと、帰宅する時は必ず制服着用で帰宅してほしい。その為には、いつお迎えに来るかわからないので、ある一定の時間16時頃にはもう制服に着替えておく必要があるとの事。また、制服では外遊びはしないルールなので、16時以降の外遊びは一切しない。という事だそうです。

その制服ルール必要ですか!?

水筒持参

保育園で水筒持参って最近少し聞く事もありますが、大半は園で対応してくれます。我が園は毎日持参です。入園して半年後、急きょルールが変更になりました。人数が多すぎて水分補給を先生ができないからです。

荷物も増えます。できれば園で対応してほしい所です。

役員や係がある

我が園はありません。でも、知り合いで認定こども園に通ってる人がいますが、役員があるそうです。もとも、幼稚園からこども園に移行した園はほとんど役員や係が存在していると思われます。

幼稚園ママと保育園ママの垣根

幼稚園組(1号認定)は退園時間が同じです。毎日顔を合わせますから、やはり自然と仲良くなりますよね。一方2号認定(保育園組)ママは、帰宅時間がみな全く違います。1年通ってもどの子のママかわからなかったりなんて全然ある話です。隣のクラスでは、幼稚園ママのライングループと保育園ママのライングル―プの2つに分かれてたとか、、、。あるあるです。

ただ、きちんと話せばみないいひとばかり。話せばわかりあえるんですけど、なんせ話す時間がない。そして、どんどん溝ができてゆく、、、、。

スポンサーリンク

認定こども園に通ってみたメリット

教育時間

デメリットばかりあげてきましたが、メリットもあります。

保育時間に習い事ができる

幼稚園では放課後、園内で習い事をする。ってのはよくある話です。保育園でありませんよね。認定こども園にも、習い事ができる所はたくさんあるのではないでしょうか。習い事は、教育時間が終わった後、14時頃から始まります。習い事なのでもちろん追加代金はかかりますが、こども園にいる14時~17時頃の間に習い事ができます。これは働くママにとっては本当に助かります。

 

働くママにとって、習い事させてあげたいけど、連れて行ってあげる時間がない。という悩みはよく聞きますからね。

教育時間がある

保育園では教育時間を設ける義務はありません。各園の裁量によって決められます。しかし、認定こども園は違います。教育時間を必ず設けなければなりません。

教育といっても幼児なので大した事ではないですが、保育園に比べイスに座って作業する時間が圧倒的に増えた感じがします。長男君はイスにじっと座ってられない、常に動きまわってるタイプの子供でした。こども園に入って、工作や折り紙お絵描きが大好きになりました。家でもよく作ってくれます。

同じ小学校に行く友達がたくさんできる

これは我が園に関してですが、保育園よりの認定こども園なので、大体は近所の子供が通います。そして、保育園は同級生が20人だったのに対し、こども園に転園してからは、同級生が50人に増えました。その3分の2が同じ学区の小学校に通うとしても約30人もお友達がいます。顔見知りの友達が小学校に上がった時にいるという事は、母子ともに大変心強い事です。

まとめ

認定こども園に転園して一番感じたのは、保育園のありがたさでした。保育園は働くママになるべく負担にならない様に考えてくれていたんだな。という事です。認定こども園は、もともと幼稚園だった所はなおさらですが、幼稚園よりの考えの所が多いと思います。働くママの負担はあまり考えてはくれません。

 

保育園よりお金がかかるのに対し、デメリットや不満が増えたのが正直な所。人数が多いので遊びの自由度が減り、変なルールや規制が増え、先生配置が薄い。

 

正直な所、こども園に転園したのがよかったのか今でも疑問に思う事があります。でも、習い事でやってる水泳や英語が楽しい!って言ってくれてるのが救いですね。

 

こども園といっても一概に同じではありません。希望の園の状況をよく調べて、子供にあってるのかどうかよく吟味してください!

スポンサーリンク
おすすめの記事